いよいよ収穫だ
 秋が到来し、さらに深まって、いよいよ収穫の時期だ。
十一月になると、ここ茨城県北西部の常北町は、寒くなり始める。
気象統計では例年十一月五日ごろに初霜なんだそうだ。

 ただし、十一月上旬の霜は最初は弱いから、キウイの葉っぱはすぐには枯れない。
だから収穫は、あまり急がなくても大丈夫だ。
香緑というキウイは、オレのところでは主に十一月に収穫している。
毎年豊作だ。

写真
収穫間近の香緑 1998年11月23日撮影

 香緑という十月下旬に収穫できる早生キウイをメインに植えたけど、今になって思うには、茨城県であってもヘイワードで大丈夫だったけどね。
つまり、当初「香緑」を重視していたけど、今となってはそんなにこだわらなくてもよかったと思っているんだ。

 結果論だが、香緑は果実が早く熟しすぎるというか、痛みやすいというか、日持ちがしないんだ。
正月ぐらいまでしか持たない。
ヘイワードは冬の間は充分保存できるようで、四月ぐらいまで大丈夫らしいけどな。


キウイ栽培 一九九九年版
 キウイのつぼみを取り除いて果実を大きくする作業をしている、という意味の電子メールをもらったので、オレもやってみることにした。
大玉を収穫しようというわけだ。
果樹では普通、大玉に成らせるためには、「摘果」することが一般的だ。

 実の数を減らして、そのぶんだけ一個あたりの果実を大きく育てる方法だ。
一方、つぼみを取るのは、摘果ほどには一般的じゃない。
花は満開でも、そのまま散ってしまって、実が成るのはほんの少しだけ、というものが多いからね。
が、キウイに限っては、実の成りがとっても良い。

 過去の経験からいっても、花が三つ咲けば二個ぐらい収穫できる、という感じだ。
だから、つぼみの段階で減らしても、大丈夫そうだ。
キウイというのは、春に伸び出したツルにつぼみが着く。
ツルが伸びながらつぼみも出てくるわけで、大体三〜四個着くことが多い。

 で、このうち二個を残すことにした。
枝一本につき、キウイの実を二個ずつ成らす計画だ。
で、五月だったかな、キウイが伸びてつぼみが出てきたので、さっそく作業にとりかかった。
つぼみを指で引っ張って、プチプチッと取り除いた。

写真
一つの枝につぼみを二つだけに摘果した

 こりゃ簡単だ。
キウイの摘果では、ブチッという感じで、力がちょっと必要だった。
つぼみの方が、プチプチで早くてラクだ。
作業そのものは楽ではないが、予想よりは順調に終わったので、おお、こりゃ、いいねえ。
キウイの摘果はやめて、つぼみの除去に専念することにしよう、と思った。

 オマケの効果として、五月のつぼみの段階のときの方が、ツルがまだそれほど長く伸びてないから、作業がやりやすい。
キウイは、ツルがモジャモジャに伸びてしまうからなー。
あれにはまいるね。
それに、五月は陽気もよく、気分もよろしい。

真夏のキウイ
 一九九九年の夏は、猛烈に暑かった。
オレはのびてくたばってしまったが、キウイはのびて元気だ。
毎年のことだが、キウイは猛烈にモジャモジャ伸びてしまった。

 キウイの果実はどうなったかな?。
つぼみは二個ずつ残したが、およそ半分弱は二個ずつ成っているぞ!。
実が成らなかった花もあるが、よーし、この割合なら充分に大丈夫だ。

 花のつぼみを減らす作戦は、十分に成功だ。
それにしても、キウイの棚が腐って傾いてきた。
木の棒や竹で作って、三〜四年ぐらいしかたってないが、腐るのが早いなー。

 もっと長持ちすると思っていたが、雨ざらしのためかな。
台風がきたら倒壊しそうだ。
とりあえず、つっかい棒をしたが、年末までは、なんとか大丈夫だろう。

晩秋のキウイ
 一九九九年は猛暑のためか、晩秋まで暖かい日が多かった。
十二月まで成らしておくこともできたが、とりあえず例年どおりに十一月に収穫した。
キウイの果実の発育は、落葉するまで続くそうなので、できるだけ遅くまで木に成らせておいて、成長させた方がいいようだ。

 だから落葉寸前に収穫するようにしているが、なにしろ収穫の時は、キウイはまだまだ固い果実だから、加減がよくわからねえ。
収穫時期はややテキトーだがな。

 収穫は、キウイをむんずとつかんで、親指で柄をピンとはじくようにすると、面白いようにじゃんじゃん取れる。
一九九九年はつぼみを減らしたことが成功して、果実はでっかいものが多い。
ヤッホー、いつもより二倍以上のサイズだ。

 充分に成功成功、気分は上々だ。
そのかわり、キウイの数は少なくなったが、なーに、かまやしねえ。
収穫量があまりにも多いと、経験から言って、取り扱いが乱雑になってしまいやすい感じがする。

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写真を入れる予定。
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 とれたキウイは、イモとタワシを混ぜたような姿というか、ややイモっぽい姿で、あいかわらず変なヤツ(果物)、という印象がした。

キウイの追熟
 収穫したキウイは、リンゴと一緒にビニールに入れておけば、追熟しておいしく食べられることになっている。
で、オレもそのとおり毎年やってうまくいっていたけど、一九九九年はなぜかヘンな味で、失敗してしまった。
カビたような感じで、全然うまくない。
追熟が失敗したみたいだ。

 以前は、寒い場所で追熟させていたけど、毎年ずっと成功だった。
でも、暖かい部屋では、追熟は無理かなー。
買ったミカンだって、暖かい室内に置くと傷むのが早いしな。
今度からは、寒い物置き小屋にキウイを置いて、追熟させることにしよう。

 情報によると、キウイを木に成らせたまま放っておいて、真冬の間もずっと放っておくと、追熟して食べられるようになるという。
ホントかな?。
つまり、わざわざリンゴと一緒に置かなくても、食べられるわけだ。

 オレは、今まで落葉寸前の収穫にこだわってきたけど、収穫時期はいいかげんでも良さそうだ。
香緑は、もともと日持ちしないから、わざわざ追熟とかの手間をかけずに、放っておいても良さそうだ。
ただし、冬の霜で傷むかもしれないし、カラスに食われることもあるそうだ。
とはいえ、放ったらかし追熟は、オレはまだやったことはないけどな。

キウイの剪定
 キウイの剪定だけど、これが毎年苦労の作業。
なるべく簡単に済まそ、というわけで、モジャモジャからまった部分は、植木ハサミでチョキチョキ切りまくった。
もう、じゃんじゃん切ってしまう。
とくに、キウイのツルが巻き付くところは、ツル同士がこんがらがっているが、めんどくさいので、まとめて切り落としてしまう。

 で、一挙にかなりセイセイした。
ただし基本的な注意点として、ツルの先端だけ切り落とすのでなく、ツルの付け根から切るようにしている。
植木のように表面を刈り込むと、実が成らなくなってしまう果樹が多いので、切り方にはちょっと注意が必要だ。
オレの場合は、一メートルくらい伸びた新しくて健全なツルを、先端を切らずにそのまま残すようにしている。

 大体の目安として、一平方メートルあたり二、三本のツルを残すようにしている。
切り過ぎて毎年スカスカしている気がするが、経験的にいって、ちょうどいいような感じだ。
このような剪定で、実や収穫については、今まで大きな問題はなかったと思う。

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