ユズが大きく育つまで 思わぬ乱戦
前からほしかった柚の木が、ようやくぐんぐん育つようになって、実をつけるようになってきた。
樹が大きく育って、実がたくさん成って、めでたしめでたし。
と、一件落着したいところだがな、思わぬ苦戦の事態がいろいろあるもんだから…、キリキリ舞いして困っちゃうぜ。
ちょっとふりかえってみると、キリキリ舞いの序の口は、思い起こせば、やはりアゲハの幼虫が葉っぱを食べてしまう害というのが、回数も多くて、被害もでかい。
ある日、ユズの苗木を見る。
アゲハの幼虫がついてる。
駆除する。
またちょっと日がたって、苗木を見る。
またアゲハの幼虫がいて葉っぱ食ってて、卵も産みつけられている。
駆除する。
またちょっと日がたって、苗木を見る。
またアゲハの幼虫がいて葉っぱ食ってて、卵も産みつけられている。
駆除する。
とまあ、こんなことを延々と繰り返すありさまで、でも、こまめに見回ったおかげで、ユズの苗木がひょろひょろながらも育っていって、これでもう、なんとか大丈夫だろう。
と、安心して油断して、ちょっとじゃなく、けっこう日がたって苗木を見たら、たまげたことに今度は葉っぱがほとんど食われて、苗木は枝だけになってた。
大ダメージだ!。
アゲハの幼虫は、ブクブクと大きく育っているしよ。
オレはかなりアタマにきたので、急いで植木ハサミを持ってきて、ハサミの先端で、幼虫の胴体の背中にチョイとちょんぎりの切腹(切背)をば、これでもくらえ!。
なぜ幼虫を完全にまっぷたつにしないかというと、返り体液でハサミがべったりしてしまうから。
幼虫が悶絶に痛がって、虫とはいえ胴体チョッキンされればやっぱり痛いと感じているようで、ふふっ、思いしったか、害虫の苦しみはオレの喜び、害虫が痛がれば痛がるほどオレの喜びは増していくのである。
実際には、もんどりうってクネクネする様子は気持ち悪いが、地面に落として足でふんづけるのは意外と思うようにつぶれなかったりするしな。
つづく
作者を誉めるメールを送ってくれえ〜!
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