ユズの木でけーよ、トゲもあり
 ユズの苗木も、そんな多難の幼少時代を過ぎれば、ある程度大きくなるともうアゲハの幼虫による被害はなくなった。
意外だった。
新しく伸びる茎葉が、若木時代のヒョロヒョロとは違って、勢いがついて固めでしっかりしたものになったせいかな。

 めでたし、めでたし。
ところで、近所でも車の窓から見える光景では、晩秋に黄色いユズが青空に冴えてキレイなんだけど、ユズの木そのものがデカイのだ。
高さ四メートルぐらいに育ってて、でかい。
柚という木は、柑橘類ではすごく大きくなる木のようだ。

写真 写真
木の梢は、下から見上げる大きさ

 温州ミカンよりも夏ミカンの樹の方が大きいけど、その夏ミカンよりも柚の樹の方がさらに大きい。
伸び盛りになると、一年で何十センチも枝が伸びたりして、もうぐんぐんぐん!、とオレのうちの柚も大きく高く育っちまったよ。
もう高さ四メートルぐらいに育ってしまった。
約二十年かかってるけどな。



 高さを切り詰めるってもなあ〜。
トゲがあって、鋭くて長いトゲが柚の木にはあって、木に登ることは不可能だ。
いてーんだ、これがよ。

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トゲは長さ二〜三センチくらいある

 ちょっとというか、かなり恐い。
もしも、収穫のときなどに枝をひっぱって、跳ね返った枝が、すごい勢いで体に刺さったりすれば、一〜二センチくらい突き刺さりそうだ。

 だから、枝はそっと扱う。
大きな枝を切ったら切ったで、トゲで痛くて危なくて片付けにも困る。
幹の部分の太枝のトゲがあぶなっかしいので、オレはいちいち植木ハサミでトゲを切っておいたがな。
そういえば、枝を切ったといえば、それまでにアゲハに食べられた全被害量を上回る葉っぱの量を、オレ自らが切ったよーな気がするが…、まあ、あまり考えないようにしとこう。

つづく

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