フルーツ収穫 先陣ウメ
 各種くだものが成り始める季節となって、ぐるっと一巡して見回らなければならない。
成せば成る、成さねば成らぬ、成にが成んやら、その成果はいかに?。

 先陣を切って、梅の陣。
二〇〇六年の一〜三月はかなり寒さが厳しかったなー。
各地で記録的な豪雪となった年だしな。
ここら茨城では降雪はそれほどでもなかったが、寒さで枝が枯れてしまう被害大。

 とはいえ、ウメはよく咲いたんだ。
大丈夫だろう、と思ったよ。

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左の写真は甲州最小(小梅) 2006年3月25日撮影
右の写真は白加賀 2006年4月2日撮影

 で、いざ実の収穫期になってからだ。
小梅は、成りはそれほど良くなかったが、まあまあ、の成り具合だ。

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左の写真は甲州最小 右の写真は梅郷 共に2006年6月10日撮影

 で、小梅でなく普通サイズの梅の方だが、梅郷不作。
白加賀はもっと不作。

 結局、小ウメ以外の普通サイズのウメは、収穫少しというありさま。
なぜ?、この成りの少なさは?。
花はたくさん咲いたのによ?。
寒さが厳しかったので、冬に花が咲くウメとしては、開花結実が低温のためうまくいかなかったという理由についてはすぐに思い付いた。
だが!、そうじゃねえぞこれは。

 開花が最も早い小梅が成って、開花が遅くて比較的には暖かい時期になってから咲く普通の梅はなぜ、成らないんだ?。
白加賀に至っては、二〇〇六年は開花が例年よりも遅れて、サクラと同時に咲いたくらいだ。

※通常、茨城県では梅が咲き終わってから、その後に桜が咲くので、ウメとサクラが同時に咲くのはやや珍しい。

 というわけでオレはアタマにきた。
白加賀、これは成りが悪いっ!。
南高梅にすりゃあ良かった!。
成らないのは品種のせいだっ!と、言ってやらァ!。

 やり直ししたくても、今から南高の苗木かって最初から植え直したら、最初は少年(青年)だったオレも、中年になっちまうぜ!。
年齢返せってんだ。
これが怒らずにいられようか!。

つづく
2006.6.27 記
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