小梅を収穫して梅酒にしてみた
 小梅が成った。
今年最初の果実収穫だ、っつーわけで、五月下旬、なかなかの気分で収穫開始だ。
小梅を落とすのは、枝を棒で叩いてやるつもりだったが、ろくに実が落ちてこない。
そこで、実が着いている細い短果枝を狙って叩いたら、これがボキボキボキ折れてしまった。
あちゃー。

 仕方ないから、長い枝をひっぱって採ることにする。
枝を弓なりにぐぐっ〜っと引っ張って、が、太枝がボキッ!。
枝の付け根から折れた。
もう〜、やんなっちゃうね。

写真
折れた小梅の枝 2005年5月16日撮影

 また仕方ないから、軽トラックを木の根元にまで寄せて、そこに駐車して、軽トラックの荷台上で立ち上がって、手摘みで小梅を一個一個収穫した。
三脚だとその場だけの収穫だが、荷台上はちょっと面積があるので、少し歩き回れるし。
枝から離れた果実には二〜三ミリの短い『柄』が残りがちで、ふつうは後で取り除くが、果実を採りながら柄を外しておいた。
これでなかなかキレイに小梅を採ることができた。

写真写真
収穫した小梅 2005年5月16日撮影

 ペースが上がって上手くなってきたぞ。
それにしてもなー。
梅の収穫は、甘い果実がすぐに食べられるわけでもないから、どうも収穫の楽しさや高揚感がイマイチだ。
せっかく収穫しても、すっぱい果実か、酸っぱい口マークの * だもんな。
心ウキウキとまでいかなくても、しょうがないだろー。

 採った小梅は、梅漬け用に親に渡したが、一部は梅酒を作るため小ビンに入れてみた。
採った時は綺麗でも、一日水に漬けると果実表面のシミだのが目立ち、ホワイトリカー(果実酒用のアルコール)に漬けると一日で青梅が黄色っぽくなって、うーん、変化の早さに驚きながらも、まあ、いーんでないかい。
梅酒はエキス抽出のため月日が必要だろうけど、オレはかまわずに日をたたずして飲んでみた。

写真
元ハチミツ用の瓶で梅酒にしてみた 2005年6月8日撮影

 うわっ甘っ!。
氷砂糖を果実量の半分ぐらい入れるから、やたら甘いうえに、アルコール度も高いし、少し感じる酸味も元々強いから、もうやたらとゴッチャに刺激的な飲料物で、ウメというものはだ!、スッパイだけでなく、ものスッゴク甘い酒にもなる、とオレは改めて気付いたのだった。

作者を誉めるメールを送ってくれえ〜!
▲目次へ戻る