ジャックと豆の木 ツル無しインゲン豆
 寓話「ジャックと豆の木」じゃないけど、豆の栽培だ!。
家庭菜園の本を眺めたら、エダマメは幹?がにょきっと伸びて、葉っぱが生い茂ってて、実がぶらさがって、縦・横・高さが五十センチぐらいだ。
見方によっては、こりゃあ、ベリーの木に似てるぞ、とオレは思った。

写真
この写真はオレが撮影したものではなく、
別ホームページから引用したものだ

 豆は野菜だが、いや穀物か、果樹とはいえないと思うが、何かの本の著者がヨーロッパでの体験記として「豆のジャム」があるといわれて相手の家に行ったら、それは「あんこ」だったという話があった。
実がジャムになることといい、木?の形といい、「豆」はベリーとして果樹園日記に含めたっていいじゃん。
とばかりに、強引な話の展開だろうがなんだろうが、オレは勝手に納得したので、さっそく「豆蒔き」始めてみようか!。

つる無しインゲン豆に決定
 園芸本によると、エダマメというのは栽培がやや難しいところがあるようだ。
夏の暑い夕方にゆでた枝豆を食べながら夕涼みでも、と思ったが、実現はちょっと遠いかな。
いやそんなことない、栽培は簡単、という意見もあるが、よくわからん。

 一応警戒したら、エダマメよりも「つる無しインゲン豆」は栽培が簡単という。
オレにはこれが良さそうだ。
そこで、つる無しインゲン豆を主に育てることにした。
エダマメは少しだけ植えることにした。

 つる無しインゲンは、タテヨコ高さが、三十〜四十センチくらいのミニチュアサイズの小さな植物だ。
つる無しに対し、つる有りインゲン豆というのがあって、スーパーマーケットの野菜ではつる有りインゲン豆の方が一般的のようだ。
が、ツルが巻き付くための資材が必要で、オレはめんどくさいので、つる無しインゲン豆だけの栽培だ。

 それにしても野菜の園芸本を読んでいると「畑を耕して、ビニールでマルチングして、タネを◯月ごろに蒔いて、間隔は◯センチごとに◯粒ずつ蒔いて、間引きが…追肥が…」とかかんとか、いちいちチマチマと、たまげるほど細かい説明文が書いてあって、驚いてしまうぜ。
植えたらほったらかしの家庭果樹(基本的には放任だ)とは大違いだ。

 ともあれ、本から得た基本情報としては、つる無しインゲン豆には、肥料はいらない。
エダマメもそうだが、豆類は肥料を自給できるんだそうだ。
そんで、時期をずらして何度もタネをまくと、収穫時期までズレて連続して収穫できて良いという。

 よ〜〜し、やるとするか!。
畑は、冬が終わったばかりで雑草は生えていなかったので、スコップで土の表面だけならしておいた。

インゲンよ、大志をいだけ!
 オレは、インゲン豆のタネを買ってきて、耕した畑にばらまいた。
ばらまいたタネは、土の表面に残ってしまって、すごく目立って、いかにもハトに食われそうだ。
そこで、スコップの先端でほじって土の中に埋めておいた。

 よ〜〜し、全て完了!。
インゲンよ、育て〜い!。
タネはあっさり芽生えて、双葉が開いて、ニョキニョキと発育した。
順調だ。

 双葉のあとは、本葉?が数枚伸びたと思ったら、白い花らしいようなのがポチポチと見えてきた。
収穫期は、タネを蒔いてから一〜二カ月ぐらいだ。
いざ、実が太りだした。

写真
この写真はオレが撮影したものではなく、
いのぶぅさんのホームページ
から引用したものだ(2001年1月14日時点のURL)

 朝起きて、家庭菜園に歩いて出発!。
育ったインゲン豆をハサミでチョキチョキ収穫して、その場で、ついでに柄もちょんぎって食べられる部分だけ残して、部屋に戻って、みそ汁が煮だったナベに入れて、ハイ出来上がり。

 みそ汁の具として、大活躍した。
タネを、数週間から一ヵ月ほどずらして何度も蒔いたのが効いて、収穫が長々と続いた。
苗から買ったエダマメ二本も無事収穫できた。

害虫がブンブン発生した
 インゲン豆は初夏だけでなく、秋になってもタネ蒔きと収穫ができるというので、この調子でいつまでもできると思った。
だが、八月に入ってから、コガネムシ(緑色をした小型のカナブン)が発生!。
葉っぱを食い荒らしてフンだらけになった。

 朝、見ると、葉っぱの表面がフンだらけ。
夜に見たら、わんさか、食い荒らしていた。
ので、急に終わりとなった。
エダマメも、八月の収穫となると、コガネムシの被害が大きくなるらしいな。

 ツル無しインゲン豆は秋にも蒔けるそうだが、連作障害も一応あるらしいので、秋はパスした。
豆をベリー類に含めるのは無理があるかもしれないが、タネまきしてから収穫までたったの一〜二カ月ぐらいという短期間が長所だな。

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