パワー園芸の巻
 昨年末(二〇〇六年末)のオレんとこでは、園芸の作業時間や投資は最大規模だったので、そこんとこを、イロイロと書いてみることにしよう。

 穴掘ったり、水路作ったり、石積み上げたり、那須高原での造園作業のところを、『パワー園芸』と称して、いざ始まり〜(どうなることやら)。

写真
2007年2月3日撮影
オレと畑と那須の山(こんなカオしとります)

石を積んで石垣作り
 借りた畑から、石ころが続々と出るわ出るわ・・・、続々と出てくる。
那須は一応火山なので昔の爆発の噴火で飛んできた石ころだか、その山腹にある畑のためか、石がたくさん出てくる。
見つけたときは、いちいち取り除いていたが、さて、問題はその石をどこに捨てるかだ。

 小さい石は土の農道の水たまり埋めに使ったが、大きめの石は捨て場に困った。
そこで、傾斜地の土留めに使うことにした。
要するに、ちょっとした石垣を作るってワケだ。
傾斜地に乗降の道を作ることにしたので、その斜面に使うことにしよう。

写真
2007年3月10日撮影
表面だけでなく内部も石でできている(最上部に土を被せた)

 この石垣作りがな、これが意外と面白い。
石の向きがどうの、並べる角度がどうの、積み上げる角度がどうのと、工夫することで高く積み上げて、子供のころにやった積み木を立てるみたいでオモシロイ。
それに昔のお城の石垣作りをオレとしては連想してしまうね。

 オレが育った地域(水戸市近郊)は、土質的にさほど石がないので、水戸城にも石垣というのがない。
また、田畑の斜面にも石垣を積むということをしない、というか、土中から大石が出てこないので、ウチの近所でも田畑の斜面は土のままだ。
というか、関東平野は全般的にそういう土地らしい。
というわけで、オレ個人としては石垣を積む経験が皆無だ。

 だから、オレがやっている石の組み方というのも、かなりテキトーだ。
乱雑な組み方で、技術的にはまだまだ。
でもやっているうちに少しはマシになったかな。

 重い石は手に持って運ぶと疲れるので、雪のソリに乗せて運ぶとかなりラクだ。
ソリでひきずると重いと思ったが、車輪の台車に持ち上げて運ぶよりも、ソリに乗せた方が低くて乗せるのも楽だし、移動させるのも体験的に言って意外とラク。
というわけで、もっぱらソリで運んでいる。

 ソリを使うのは、畑でアスパラガスを摘んで運ぶのにソリを使っているという記述を本で読んだことがあるからで、オレもブルーベリーの実をソリで運ぼうと思って買ったんだが・・・、まったく予想外なことにデカ石を運ぶ事態になってしまった。

 さて、ひたすら根気で石を運んでは積み上げる。
オレは自分の意思で石を運んでいるわけだが、ひょっとして、賽の河原の石積みという地獄の拷問みたいだ。
でも、傾斜地に石垣作りの道を作る作業は、大体完成したところだ。
しかも、オレ一人の力で!。
オレは満足し、気分はよろしい。
2007.3.12 記
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