ラズベリーとブラックべリーはあと少しだ、新品種に期待
 ラズベリーのヒンボートップ、というか別名ラフザクというか、やっぱりヒンボートップでいいや。
この赤いラズベリーは良く成る。
初夏と秋にも成り続けるんだぜ。
豊作だ。
しかしだ!。
何年も栽培していて、ちょっとな・・、言わざるをえないが、このヒンボートップは味がそんなにうまくない。

 今年2017年の夏にもよく成っているが、味はやや美味しいものはあるけど、その味は中の上ぐらいが限度か・・・。
まあ、まあの程度には美味しいのだが。
あと、どうしても小さなイモムシが果実内部に入ってしまう虫害が多くってな。
それを食べると、すんごいマズイ味がする。

写真
2017.8.10 本日撮影

 こまかい網で囲って害虫を防ぐ対策をするにしても、肝心のラズベリーの味がもっと良くないと割りが合わない。
ヒンボートップは糖度がやや足りない。
毎年こういう味だから、このような品種なのだろう。
あと、タネが目立ち過ぎる。
という問題があるわけ。

 どうすべきか?。
そんなとき大関ナーセリーのカタログを見たところ、二季成りラズベリーで「ナンタヘーラ」という新品種が登場していた。
それはハチミツに付けたような甘さがあるそうだ。
タネも少ないらしい。

 うーん、新品種ナンタヘーラがいいかなあ?。
ただ、収穫数はヒンボートップよりも少なくなるようだ。
苗木は2500円だそうで、まだ導入してないけど。
なお、ヒンボートップは『貧乏トップ』というのを連想したが、ナンタヘーラは『何だへーら』と連想しちゃうな。



 ブラックベリーは、プライムアーク45という品種を大関ナーセリから数年前に導入した。
試作して何年もたった。
今年2017年はそこそこ良く成って、けっこう食べた。
味?。
いいよ。
あんまり酸っぱくないし、甘味も強いし、かなり美味い。

 果実に入る虫害はほぼ無い。
ただし欠点はある。
秋の結実は、果実が熟さずに黒く腐ってしまうことが大変多いというか、秋の果実が全然できなかった。
果実の部分に、なにか病気がかかってしまうみたいだった。
そのため二季成りの性質があるはずなのに、初夏は採れても、秋は収穫できなかった。

写真
2017.8.10 本日撮影 赤いのは未熟果

 今年2017年は8月の収穫はうまくいっており、秋の結実具合はまだ不明だけどな。
いまの欠点としては、収穫するために枝を引き寄せようとすると、トゲがすごくて痛いことだ。
プライムアーク45はトゲが鋭い。
そのトゲはオレは承知のうえで導入したので、仕方ないと思っていた。

 が、大関ナーセリーのカタログを見たら、新品種である「プライム・アーク フリーダム」は、トゲが無いのだという。
しかも二季成り。
トゲがなければ、やっぱりラクだしなあ。

 あと新品種プライムアークフリーダムは、熟す時期がプライムアーク45よりも10日ほど早い6月上旬から収穫できるという。
プライムアーク45の栽培経験からいっても、初夏の方がうまく採れてるから、もっと早い時期から採れる、というのはちょっと有利だ。
苗木は1800円だそうで、まだ導入してないけど。

 園芸カタログには魅力的なことが書いてあっても、実際に栽培するとそんなに良くない、というのは今までさんざん体験してきたから、飛びつくのは危険だ。
でも既存の品種で、その一歩手前の性能まで発揮しているので、これから挑戦してみる価値はあるかもしれない。
その結末を知るには気長な果樹らしく、これから5年ぐらいもかかって超長期な話になるけどな。
2017.8.10 記
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